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2015年7月 4日 (土)

新しい民報ができました

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驚くべき育鵬社の公民教科書

育鵬社の「新しい公民」のあきれた記述           2015629日         板垣恭彦

 今、芸術文化ホールで文部科学省の検定を通過した、中学生向けの新しい教科書の展示会が開かれています。その中で育鵬社の「新しい公民」を見つけ、読んでみたところ、驚くべき記述がなされていました。   憲法についての記述で、

 「現実の政治と憲法のあり方」という小見出しで、以下の記述になっています。

 憲法は国の根本的なあり方を示すだけでなく、現実に国の進路を左右する大きな力を持っています。そのため、実際の政治を行うにあたり、めまぐるしく変化する国内や国外の情勢に対応していくためにどのように憲法を解釈すべきか、という問題がしばしば起こります。

 例えば、憲法は前文と第9条で、国際紛争を解決する手段としての武力の行使の放棄を定めており、これまで政府は集団的自衛権の行使はできないと解釈していました。しかし、憲法前文の後半で、『われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない』と書かれており、日本と密接な関係にある他国に対する攻撃が発生した場合に、日本が必要最小限度の範囲内で実力を行使することは、憲法上許されるのではないかとの指摘があります。

 こんなに憲法前文を曲解した指摘があるとは思いもよりませんでした。 憲法前文の記述は『われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。』

であり、利己主義に堕ちいてはならないことを言っているのに、集団的自衛権行使容認の理由立てに引用するなど、もってのほかではないでしょうか。

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